夏は暑く、冬は寒くて過ごしにくいのが大阪の気候の特徴です。イメージはそこまでないかもしれませんが、実は大阪は日本でも有数の暑さを誇ります。8月の最高気温は35℃以上が当たり前で、年によっては38～39℃を記録することもあります。また、その暑さが続くことにも注意しなくてはいけません。大阪の夏は涼しい日がなく、大阪市の8月の平均気温は28.8℃を記録します。暑いことで知られる沖縄・那覇市でさえ平均気温が28.7℃なので、かなり暑いことが分かっていただけるでしょう。

この暑さには立地が関係しています。大阪は平野だといわれていますが、実は平野自体はそれほど広くなく、北は六甲山地、東は生駒山地、西は和泉山脈に囲まれた盆地と表現する方が正しいのです。そのため熱気がこもりやすく、しつこい暑さが続いてしまいます。さらに多くのビルやマンションが立ち並ぶことによって、重度なヒートアイランド現象が起きているのも暑さに拍車をかけている原因です。特に高層ビルが多く、緑の少ない地域では我慢できないくらいの暑さになります。

また、12月になると平均気温は1ケタ台が続きます。雪が降ることは1年に1度あるかないか程度なのであまり心配する必要はありませんが、寒いのは確かです。ただ、大阪のお隣さんである京都は雪が多く降るため、京都寄りの場所だと雪がちらついたり、市内以上の寒波に見舞われたりすることもありますので注意しておきましょう。

オフィス移転を検討している事業者の方は、貸事務所選びの際にこういった気候のことも考慮しておくといいでしょう。あまり駅から遠いところを選んでしまうと、夏場や冬場に長時間歩くことになり、社員の精神的な負担が大きくなってしまいます。立地がよく、1年中快適に通勤できる貸事務所を大阪で見つけたいのであれば、賃貸オフィスサービスを利用してみてください。駅から近く、賃料とのバランスもいい貸事務所を紹介してくれます。いい貸事務所が見つかれば、新天地での事業もうまくいくはずです。